助産学共用試験 概要

概要

目的

助産学共用試験の主な目的は、助産学生が臨地実習に赴く前に本共用試験を受験し、一定の基準を上回る成績を修めることをもって、基礎知識や技能・態度が助産師としての資格を有しない実習生にふさわしい基準に到達していることを保証することにあります。

これまで各教育機関がそれぞれ独自に行ってきた助産学生の質保証および評価の取組に加えて、全国で統一された基準に基づく共用の試験を活用することにより、助産学生の質を標準的に評価し、助産師学生の実習にご協力いただく妊産婦や新生児およびその家族へのケアの質を担保することができると考えております。

このことは、ひいてはわが国の助産師教育の発展にも寄与すると考えています。

 

 

助産学共用試験について

助産学共用試験は、「知識および問題解決能力を評価する客観試験」(Computer-Based Testing for Pre Midwife:CBT-Pre Midwife/以下、「助産学CBT」という)と「技能・態度を評価する客観的臨床能力試験」(Objective Structured Clinical Examination for Pre Midwife : OSCE-Pre Midwife/以下、「助産学OSCE」という)に分けられます。

2026年度からは上記のうち、助産学CBTを先行して運営を開始し、助産学OSCEについては引き続き、全国助産師教育協議会と協働の上、課題の精錬、評価員の育成を行って事業化を目指します。

なお、本共用試験は実習前の実施を基本として想定されていますが、学修評価の一環として実習後にも活用していただくことができると考えております。

 

 

助産学CBTについて(2026年より運用開始)

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    試験の運用

    次年度の助産学CBT利用申込を2025年12月17日(水)より受付を開始し、まずは利用希望のご意向と各受験校の試験実施希望日(2026年5月以降)をお申し出いただきます。
    その後、3月中にご希望に基づく試験実施日程の通知などを当機構からご案内申し上げます(利用の中止等のご意向変更がある場合は、この際にお申し出をいただきます)。
    その上で、5月以降の試験実施日程に基づき、各大学でCBT試験を行っていただきます。

  • 2

    評価方法

    多肢選択形式(Multiple Choice Question : MCQ)の客観試験で実施します。

  • 3

    出題形式

    5肢択一、5肢択二、4肢択一の形式で出題します。

  • 4

    出題範囲

    (公社)全国助産師教育協議会が策定している「望ましい助産師教育におけるコア・カリキュラム」(2020年度版)に準拠します。

  • 5

    試験科目および問題数

    第1科目(「マタニティケア」分野から出題)100問と第2科目(「マタニティケア能力」以外の6分野から出題)50問が出題されますが、合否は第1科目のみで判定されます。
    第2科目は実習前段階では学修が進んでいない教育機関もあることを考慮し、合否には関係なく、全般的な知識の状態を測る意味で出題をいたします。
    試験時間は全体で150分となっています。

  • 6

    出題方法

    各学生には共通の問題を出題するのではなく、個々に異なった問題をランダムに出題しますが、受験学生ごとの難易度は同じになるよう配慮されます。

  • 7

    試験方法

    試験問題の配信、成績の集計等は、当機構が用意するオンライン試験システムを利用し、各受験校にて集合的に試験を行っていただきます。

  • 8

    基準点

    助産学CBTでは第1科目(「マタニティケア」分野)において正答率60%を基準点とします(第2科目は合否判定に含まれません)。
    試験において、この基準に達しない者は再試験を申し込むことができます。

  • 9

    合否判定

    受験者の試験結果に基づき、基準点に照らした合否判定を行います。
    この際、合格者には合格証を交付します。
    基準点に満たなかった受験者は、再試験を申し込むことができます。なお、合否判定通知後の臨地実習実施に関する学生への対応については、受験校のご判断によりご対応ください(本試験の不合格が学生への臨地実習実施を制限するものではありません)。

  • 10

    異議申し立てについて

    受験者は、共用試験の結果に対して、試験の透明性及び公平性の向上を図る観点から所定の手続きに則り、異議申立てをすることができます。
    受験者は、試験結果に対して異議がある場合は、試験結果を受け取った後、2週間以内に大学を通して当機構へ異議申し立ての申請を行ってください。
    当機構は、異議申し立てに基づき、異議審査委員会で審議を行い、受領後2週間以内を目途に判定結果を当該大学を通して通知いたします。

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    助産学共用試験要項等について

    共用試験のお申し込みや詳細については、「要項・利用申込」ページに掲載をしてまいります。

 

費用について

受験費用

助産学CBTの受験費用(学生1名あたり)につきましては、下記の通りです。

受験料(学生1名あたり/税込)
全国助産師教育協議会会員校 4,000円
一般の助産師養成校 5,000円

※ 追試験については、上記の費用に含みます
※ 再試験の受験料は上記金額と同額です


受験料の納付について

助産学CBTの利用申し込みをされた受験校には2026年4月以降に受験者名簿をご提出いただきました際に、当機構から受験料の請求書を発行させていただきます。

受験校には学生の受験料を一括して、当機構の指定する口座に振り込んでいただきます(領収書は当機構より発行いたします)。
試験期日の3週間前までに受験辞退の申し出があった学生については、受験料を免除(納付済みの場合は返金)とします。ただし、本件は再試験の受験料には適用されません。

上記の場合を除き、受験料は返還いたしません。 

助産学共用試験事業(助産学CBT)のご案内