アドバンス助産師Vol.10

2022.02.15

  • 周産期医療機関看護管理者研修会に参加して①

    30数年ぶりに再開した産科には思わぬ問題が。今回の研修で解決の糸口が見つかりました。

神戸徳洲会病院 アドバンス助産師
林 由紀

 当院は、2021年10月に30数年ぶりに産科を再開したばかりの病院です。空白の期間が長いため、新たに産科を開設したというほうがいいのかもしれません。そのため、産科についての専門家は助産師と産婦人科医師しかいません。その他のスタッフは、産科を併設した病院で勤務したことのない管理者・事務職員、看護師、その他コメディカルが多数を占めます。

 このような状況で特に感じたことは、助産師・産婦人科医以外のスタッフは、妊産婦さんを病人とみてしまうことです。妊娠出産を生理的なものと捉えることができず、どうしても悪いところを探す習慣になっているようです。そのため、助産師の間では当然の事項が、ほとんど理解されないために、助産師以外のスタッフの知識の補充から始めなければならず困難を極めています。このような状況でどうすれば、産科について特化した部分を理解してもらえるのか、ずっと悩んでいました。しかし、今回周産期に特化した管理者研修があるため、参加することで問題解決の糸口が見つかるのではないかと思い受講しました。

 

 受講後、当院に取り入れたい内容の講義が多数あり、研修の質の高さに驚きました。特に、看護師が多数いること、経験の浅い助産師が多い当院では分娩進行に関する助産ケアの質が問題となります。そのため基準作りの必要性を感じていたのですが、講義の中で基準を示されていました。

 

 周産期に特化した管理者研修は開催されることが少ないため、貴重な研修を受講することができたと感じています。次回も同様の研修があればぜひ、参加したいと思っています。

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