Vol.18
2026.02.20
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【特集:もっと、プレコンセプションケア】
プレコンセプションケア
―日本助産師会の取り組み(不妊不育の事業)人生の早期から健康を支えるという助産師のあり方は、時代が変わっても揺るぎないものです。一人ひとりの自己決定を支え、今の健康を未来へ繋ぐこと。日本助産師会は、みなさんと共にプレコンセプションケアを推進します。
公益社団法人 日本助産師会 理事
鹿野 恵美
人生の早期から健康を支えるという助産師のあり方は、時代が変わっても揺るぎないものです。一人ひとりの自己決定を支え、今の健康を未来へ繋ぐこと。日本助産師会は、みなさんと共にプレコンセプションケアを推進します。
「プレコンセプションケア(以下プレコンと記す)」について、私が初めて研修を受けたときに講師の先生から、「今の自分の助産師活動でプレコンにあたるものは何ですか?」と問われました。私は、新生児期からプレコンが始まる、「助産師活動すべてが当てはまる」と捉えて日々活動しています。
日本助産師会の取り組みは、こども家庭庁の「性と健康の相談センター事業」の中の事業として、当事者への健康支援の推進を目的に、2021年度から展開しています。「不妊症・不育症ピアサポーター等の養成研修」を受託し事業を展開しています。2024年度末までに3,762名の受講修了者を養成してきました。これまではピアサポーターの養成に主眼を置いて実施してきましたが、今年度は養成ともに、実践活動に結び付け、養成者の活動の場を広げるための研修プログラムにも取り組みました。
今年度は実際に活動している団体へのヒアリングを行い、東京都の委託を受けて長年の活動実績のある「一般社団法人日本家族計画協会の不妊不育ホットライン」での実際の相談対応の仕組みや考え方をご発表いただきました。受講者からは多くの深い学びの声が寄せられ、全国の都道府県・指定都市・中核市単位の取り組みとともに自らも活動の場を創出したいという強い意志が感じられました。養成した人材の活用が大きな課題であることを改めて実感しています。また、研修を通して、不妊不育の取り組みはプレコンと関連しており、「プレコンの考え方に基づく体づくりが大事」という共有理解を確認することができました。
不妊不育支援とプレコンは、いずれも個人の人生を尊重し、自己決定を支える取り組みです。プレコンの目的である「性や健康に関する正しい知識を持つことで、今の健康、そして将来の健康をより良いものにする」を改めて心に留めながら、本会としても助産師によるプレコンの推進に取り組んでいきたいと考えています。 具体的な活動内容や研修の詳細は、こども家庭庁「不妊症・不育症におけるピアサポーター等養成研修」ウェブサイトで公開しています。ぜひご覧ください。









