Vol.18
2026.02.20
-

【特集:もっと、プレコンセプションケア】
こども家庭庁におけるプレコンセプションケアの推進についてこども家庭庁が掲げる「プレコンセプションケア推進5か年計画」。鍵の一つとなるのは5万人規模のサポーター養成と相談体制の強化です。専門職としての更なる活躍が期待される今、助産師が果たすべき役割とその展望を解説します。
こども家庭庁成育局母子保健課
臼井 麗
プレコンセプションケアは、「性別を問わず、適切な時期に、性や健康に関する正しい知識を持ち、妊娠・出産を含めたライフデザイン(将来設計)や将来の健康を考えて健康管理を行う取組」です。
国においては、これまでに、「成育医療等の提供に関する施策の総合的な推進に関する基本的な方針」(令和5年3月22 日閣議決定)、「こども未来戦略」(令和5年12月22日閣議決定)、「経済財政運営と改革の基本方針2024」(令和6年6月21日閣議決定)において、プレコンセプションケアの推進を掲げてきました。
一方、特に若い世代が、自分の将来を展望する際に、性や健康・妊娠に関する様々な疑問を持ちつつも、その正しい知識の取得方法や、相談する場所・手段については、必ずしも広く知られていないこと等も踏まえ、令和7年5月に「プレコンセプションケア推進5か年計画」を策定しました。
現在、今後5年間の集中的な取組として、
・Webサイト「はじめよう プレコンセプションケア」や各種SNS等を活用した積極的な情報発信
・プレコンサポーターの育成等による、全ての世代への性や健康に関する正しい知識の普及と情報提供
・「性と健康の相談センター事業」等を活用した、利便性に配慮した相談支援体制の整備
・基礎疾患を有する方への専門的な相談窓口の全国展開
等に取り組んでいます。
特に、プレコンセプションケアの普及に向けて、「プレコンサポーター」を今後5年間で5万人以上養成していきたいと考えており、本年1月に「プレコンサポーター養成講座」を開設したところです。誰でも受講可能な「基礎編」と、助産師等の専門職の方が「基礎編」受講完了後に受講いただける「アドバンスト編」で構成しています。
助産師の皆様方には、これまでも、その専門性を生かして、プレコンセプションケアに関する様々な取組を実施いただいているものと認識しています。国における各種資材等の活用や、養成講座の積極的な受講を通じて、今後より一層の専門性を発揮していただきながら、対象者のニーズに応じて、個別相談や教育機関等での出前講座の実施など各種取組を推進していただくことを期待します。









